小さなリンゴ「アルプス乙女」
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果樹編
東谷山フルーツパークでは、「アルプス乙女」という品種のリンゴが植えられているのをご存知ですか?
「アルプス乙女」とは、北アルプスのふもと、長野県松本市の農家のリンゴ園で発見・育成され、1968年(昭和43年)に品種として命名・登録されたリンゴです。
ふじと紅玉の混植園で偶然発見されたというこのリンゴは、直径4センチ、重さ25~50グラムと小ぶりながらも、糖度が15度ほどある甘さと酸味がバランスのとれたさわやかな味わいです。
リンゴは他の品種の花粉が必要で、同じ品種の花粉だけでは実がなりません。
しかし、「アルプス乙女」は1本の木だけでも実をつけます。
花をたくさん咲かせるので、他の品種に花粉を提供する受粉樹としても栽培されています。
「アルプス乙女」は縁日などで見かけるリンゴ飴の材料としても使われています。
また、弁当箱にスッポリ入る大きさから「ランチボックス・アップル」とも呼ばれています。
最近ではスーパーや花屋さんでも見かけることが多いですね。
食べるもよし、飾るもよしの「アルプス乙女」、みなさんも見かけたらぜひ小さい秋を楽しんでみてください。